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2014年静岡県で誕生したいちごの新品種「きらぴ香/きらぴか」とは

カテゴリー │●静岡県産のいちご




静岡県の新しいいちごの品種「きらぴ香(きらぴか)」は2014年秋に出荷がスタートしました。

紅ほっぺに代わる主力商品として静岡県としても力を入れており、2018年までに静岡県産イチゴの80%をきらぴ香にしようと取り組まれています。

15品目もの品種を掛け合わせて作られた「きらぴ香(きらぴか)」は、それらのいちごの良い部分を凝縮したようないちごとなっています。

甘みもあり、カタチも整っており、出荷量も安定している、そんな農家と、消費者の夢が叶ったようないちごが「きらぴ香/きらぴか」です。




「きらぴ香/きらぴか」の特徴は、キラキラとした宝石のような「輝き」に、品の良い「甘み」とフルーティーな「香り」。
みずみずしく滑らかな口当たりで、高級感が漂う静岡発の新しいいちごブランドです。

静岡県いちご協議会(JA静岡経済連)のホームページ上の「きらぴ香/きらぴか」の紹介ページはこちらから










静岡生まれのいちご『紅ほっぺ』とは?

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2002年に静岡県で生まれた品種「紅ほっぺ」は「章姫(あきひめ)」×「さちのか」の掛け合わせでうまれました。
「紅ほっぺ」という名前の由来は、果皮や果肉が美しい紅色をしていること、そしてほっぺが落ちるような食味のよさを表現しているそうです。


紅ほっぺはサイズが大きく、甘みは強いですが、酸味もややあるのが特徴です。
いちご本来の甘酸っぱさと、深いコクを味わえる品種といえるでしょう。

紅ほっぺは果皮が鮮やかな紅色をしているのが特徴で、赤い色が薄いものや濃すぎないものがおすすめです。
また香りがよいものを選ぶと良いとされています。




紅ほっぺは甘味が強く、酸味も適度にあるので、何も付けずにそのまま食べると濃厚な味が楽しめます。
酸味が強く感じる場合は練乳をつけたり、イチゴミルクなどのスムージーにしてもよいでしょう。


紅ほっぺは中の果肉も果皮と同様にきれいな紅色をしているので、ジャムにするととても鮮やかな色に仕上がります。
またイチゴの断面をきれいに見せるケーキやタルトなどにもおすすめです。

近年人気が出てきた品種で、最近では静岡県内外の各地で栽培されるようになり、生産量が増えてきています。
紅ほっぺの生産量は平成23年度のJA全農調べによるとは、9,157トン。
(参考:「あまおう」の生産量は13,030トン)




静岡産まれのいちご『章姫/あきひめ』とは?

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静岡の恵みがギッシリ詰まった大粒のいちごが「章姫/あきひめ」です。
「女峰」と「久能早生」を交配してできた種で、1992年に静岡市で誕生。
章姫(あきひめ)という名前は育成者、萩原章弘さんの名前にちなんで付けられたそうです。




「女峰」の酸味、病害抵抗性などの欠点を解決するため改良され、糖度が高く、酸度は少な上品な甘さが「章姫/あきひめ」の特徴。
章姫は特徴的な長めの円錐形をしていて、果皮はやわらかめ。
酸味が少なくジューシーで、とても甘いイチゴです。




現在、「紅ほっぺ」とともに静岡産のイチゴの代表品種として広く親しましまれています。
ちなみに「紅ほっぺ」の親は「章姫」×「さちのか」であり、静岡産のイチゴには「章姫」の血統がいちごの生産高の大きな割合を占めています。

「章姫/あきひめ」は12月頃からスーパーやデパートの店頭に並び、最盛期は2月から4月頃です。
※5月頃まで出荷されます。

ぷっくりとしていて鮮やかな赤いいちごの実を、パクっと口に含んだ瞬間の押し寄せるいちごの甘さと、後から訪れるほんのりとした酸味のさわやかさがたまりません。