静岡生まれのいちご『紅ほっぺ』とは?
2002年に静岡県で生まれた品種「紅ほっぺ」は「章姫(あきひめ)」×「さちのか」の掛け合わせでうまれました。
「紅ほっぺ」という名前の由来は、果皮や果肉が美しい紅色をしていること、そしてほっぺが落ちるような食味のよさを表現しているそうです。
紅ほっぺはサイズが大きく、甘みは強いですが、酸味もややあるのが特徴です。
いちご本来の甘酸っぱさと、深いコクを味わえる品種といえるでしょう。
紅ほっぺは果皮が鮮やかな紅色をしているのが特徴で、赤い色が薄いものや濃すぎないものがおすすめです。
また香りがよいものを選ぶと良いとされています。
紅ほっぺは甘味が強く、酸味も適度にあるので、何も付けずにそのまま食べると濃厚な味が楽しめます。
酸味が強く感じる場合は練乳をつけたり、イチゴミルクなどのスムージーにしてもよいでしょう。
紅ほっぺは中の果肉も果皮と同様にきれいな紅色をしているので、ジャムにするととても鮮やかな色に仕上がります。
またイチゴの断面をきれいに見せるケーキやタルトなどにもおすすめです。
近年人気が出てきた品種で、最近では静岡県内外の各地で栽培されるようになり、生産量が増えてきています。
紅ほっぺの生産量は平成23年度のJA全農調べによるとは、9,157トン。
(参考:「あまおう」の生産量は13,030トン)
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